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Mac mini(2018)を使用しています。

Mac miniはメモリやCPUについては変更できますが、

GPUグラフィックボード性能がアップグレードできないのが課題です。

せっかくの据え置き機なので、複数のモニターに接続して動画編集などをこなしたい。

そんな方におすすめのeGPU「Mercury Helios VEGA」をご紹介します!

少し気になることもありますが、概ね気に入っています。まだまだ発展途上のeGPUですが、

Mac miniの性能は底上げされます。それではレビューをどうぞ!

現在の環境におけるMac miniの欠点

1内蔵GPUが弱い(変更不可)

Mac mini(2018)の内蔵GPUは「Intel UHD Graphics 630 1536 MBグラフィックス」となっています。

CPUに内蔵しているGPUなので、グラフィック性能はMac miniはMacbook ProやiMacなど、

外部GPUを搭載しているものよりどうしても弱くなってしまいます。

2購入時にCTOができない

さらに、CTO(カスタマイズオーダー)でも専用GPUの設定はありません。

つまり、これ以上Mac miniの内部ではグラフィックの拡張は見込めないと言うことになります。

4Kモニタを2枚つないだ状態で動画編集や写真の現像をしたいので、外部GPUの導入を検討しました。

外部GPUの導入と選定

Mac mini購入を検討している同時期に、ちょうどeGPU関連の商品をよく見かけるようになりました。

もしかしてこれを追加すればグラフィック性能が上がるのではないか?と思い調べてみました。

外部GPU(eGPU)とは?

外部GPU(eGPU)とは、Appleサイトによると

Thunderbolt 3 を搭載した Mac で macOS High Sierra 10.13.4 以降を実行していれば、外付けのグラフィックプロセッサ (eGPU と呼ばれることもあります) を接続して、グラフィックス性能を底上げすることができます。
eGPU のおかげで Mac のグラフィックス性能が向上し、プロ向けの App、3D ゲーム、VR コンテンツ制作など、多彩に使えるようになります。
Thunderbolt 3 搭載モデルの Mac1 で macOS High Sierra 10.13.4 以降を実行していれば、eGPU を使えます。

つまり、昔では考えられなかった外付けのグラフィックボードです。

メリットはいくつかありますが以下。

eGPUのメリット

・グラフィック性能をパワーアップできる
・PCの負荷がかからない
・GPUの交換ができる(ボックスのみ)
・複数の環境で利用できる
・PC本体の価格を抑えることができる

特にMacminiの場合は内蔵GPUがCPUについているので、PCの負荷をかけずに外部のGPUに処理を逃すことができます。

さらに、後から最新のグラフィックボードを後付けできるので、PCを入れ替える時に価格を抑えることができます。

また、外付けなので必要な時にMac miniとMacbook Proを切り替えるなども可能になります。

今回、eGPUを購入するにあたり、元々は以下の二つと迷っていました。

eGPU購入候補
Blackmagic eGPU (Radeon Pro 580)
Blackmagic eGPU Pro (Radeon RX Vega 56)

上記2つは、AppleStoreで保証されている純正でデザインもカッコよく、

USBハブとしても使える面もあり最初は安い方でいいかなと思っていましたが、ちょっと高い。

無印が89,800円 Proが149,800円とちょっと高め、、、しばらく悩みましたが、

最終的には、このどちらも選ばずに、「Mercury Helios VEGA」というボックスタイプのeGPUを購入。

Blackmagic eGPU Proと同性能のモデルを半額以下で手に入れることができました。

Mercury Helios VEGAとは

Mercury Helios VEGAの特徴はこちらです
・Thunderbolt 3規格をサポート

・Apple macOS推奨製品

・GPU最大消費電力:550W / 650W

・Thunderbolt 3ケーブル同梱(40Gbps)

・Radeon RX Vega 56同梱済

・GPUの変更も可能

Blackmagic eGPUの購入手前まで行った僕が、Mercury Helios VEGA購入した理由はずばり

「価格」です。

たまたま、選定時に下記のようなキャンペーンをやっていました。

OWC、150台限定でGPU付きeGPUボックスを特別価格で販売開始 − 別々に購入するよりも約5万円お得に | 気になる、記になる…

イーフロンティアが、OWC製eGPUエンクロージャー「OWC Mercury Helios FX 550W」と「MSI Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G」 がセットになった「Mercury Helios VEGA」を、150台の数量限定で65,000円(税込)の特別価格で販売しています。気になる、記になる

Blackmagic eGPU Pro 同等のグラフィック性能が、なんとBlackmagic eGPU Proの半額以下

これだけのスペックで65,000円は破格でした。

悩むことなくこちらを購入しました。

それぞれ別々で買うと約11万円なので4万円引きなのでかなりお得に購入することができました。

Mercury Helios VEGAレビュー

それではレビューしていきます。早速接続してみました。

写真でみるMercury Helios VEGA

Mac miniの下に設置しています
少しデカいですね。

せっかくMacがスタイリッシュなのに自作PCがのようです・・・

ここはちょっとマイナスですね。

電源ONでロゴが光ります。

電源は裏なので、切るときは後ろに回り込まなければいけません。

ここも自作PCっぽいですね。

背面は電源x1 Thunder boltケーブルHDMIx1 Display Port x3

背面は至ってシンプルで、電源と Thunder bolt3端子x1  HDMIx1 Display Port x3です。

ハブのような機能はありません。

4Kモニター2枚と接続しています
 

実際に接続してみました。1台は縦にしてもう一台は横にしてみました。

Mac mini本体にはHDMI1系統しか出力がついていないため、Thunderbolt3ケーブル1本で最大4モニタまで接続することができます!

買って良かったところ

スペック換算すると、iMacPro相当の機材を手に入れたことになります。

eGPUを安く抑えられたことにで、かなり安価でプロ級の機材を手に入れることができました。

本体とはThunderbolt3ケーブル一本で接続できるのが魅力ですね。

ただ、手放しで喜べない事情がいくつか出ています。

eGPUの課題

eGPUを使い始めて初めてわかったのですが、eGPUにはいくつかの課題があります。

・本体が大きい(どうしてもファンやGPUのサイズが大きいため)

・動作が不安定になりやすい

・Thunderbolt 3ケーブルの50cmが必須なので隠せない

今は全て据え置きなので問題ありませんが、ノートと併用する方は注意です。

まとめ

今回はMacmini(2018)のグラフィックを向上させるeGPUを導入してみました。

昔では考えられなかった、外付け環境で簡単にグラフィック性能が上げられる時代が来ました。

さらにeGPUをボックスタイプにしたため、今後も拡張可能!いい買い物したと思っています!

ただ、発展途上のため、eGPUはなかなかハードルが高いです。

また、先日発売されたApple Sillicon搭載のMacでは対応していません。

今後使えなくなることが想定されます。。。涙

これからは衰退してしまうか、Apple Sillicconで対応するかは見守ろうと思います。

次にMacを購入する時には無くなってそうですが、現状とても便利なのでしばらく使っていこうと思います。

では!

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